資格取得マニュアル

 20107   

 

目 次

1章 資格と効用   ★ なぜ資格か

 1.資格の効用

 2.年齢を考えるな

2章 教材と学習スタイルを決める   ★ どんな教材でどう学ぶか

1.参考書の選び方

2.問題集の選び方

3章 効率的勉強法のすすめ   ★ 時間をムダにしない

1.何を先にやるか

2.余計なものは学習しない

3.見切りをつける

4.完全の魔力に取りつかれない

5.失敗から学ぶ

4章 スーパー記憶法      ★ とっておきの覚え方

1.暗記を楽しむ

2.数字記憶法

3.真ん中記憶法

4.ストーリー暗記法

5.ことばイメージ暗記法

5章 過去問題の研究   ★ 傾向を探る

 1.過去問題の効用

 2.過去問題の解き方

 3.択一式問題の対策

 4.過去問題の抽出

5.アウトプットトレーニング


1章 資格と効用

1.資格の効用

@ 自分で感じること

   知識が広がる

   勉強の習慣

   自信が沸く

A 他人や社会が評価すること

   信頼度が増す

   資格手当の支給

   重要ポストへの昇進。

   顧客満足度のアップ(名刺の肩書き)

 肩書きからその人物の会社における地位はわかる。さらに仕事の力量、責任度、
客に対する誠意を計るのである。

2.年齢を考えるな

@ いつか必ず道は開ける。夢は叶うと信じる。

 A 絶対取るという強い意志。2度や3度の不合格でくじけてはダメ。

B 若い人は有利か?

まったく新しいことを学ぶのに確かに時間はかかるかもしれない(始めて触れ
るパソコン技能など)が、仕事で必要な資格は基本ができており、経験がものを
いう。

 年齢が高い人はそれだけ基礎力が高く、知識も広いことに着目したい。年をと
ると記憶が鈍るというが、経験に裏打ちされた知識の集積がある。これは何物に
も換えがたい。

C 世の中は成功体験の少ないシステム

宝くじ、メダリスト、資格試験。それだけ喜びも大きい。だれでも受けられる
試験で、

90%の合格率としたら、喜びは少ない。いくつもの失敗体験の後、成功体験が
ある。ヒルズ族
(IT長者)

宝くじは買わないと当たらない。買っても当たらないとうのは、かなりの部分
正しい。し
かし、100%正しくはない。資格試験もチャレンジしなければ得られな
い。


2章 教材と学習スタイルをきめる

1.参考書の選びかた

(1) 参考書の役割

 試験問題を解くために有効な知識、情報が、わかりやすくかつ覚えやすく効率的に
編集されていること。

 ・試験に直結している

 ・わかりやすい

 ・覚えやすい

 ・見やすい

 覚えやすいというのは重要である。

(2) 種類

@ 試験に即したもの

 A その試験だけでなく、同種の他の資格も対象としているもの。

 B その他

・実務を行ううえで必要とする知識や、全般にわたる内容のもの

  ・読み物的なもの

  ・QA的内容のもの

  迷わず@を薦めたい。職を持っている人にとって、限られた時間で効果をあげるに
はこれ。余力のある人、今回失敗して次の試験まで時間のある人は、A、Bに手を広げ
るのもよいが、あくまでベースは@である。参考書とはいえ、過去問題を多少は取り上
げているものがよい。

過去問題は参考書のどの部分が重要であるか、どういう形で問題になるかを具体的に
示している。

(3) 選定のポイント

だらだらとした説明調のものは避け、メリハリのあるものを選ぶ。

例として次のような構成のもの。

@    内容の説明

A    キーワード

B    ポイント

C    問題

 内容の説明だけに終始しているものはだめ。覚えておくべき重要語、ポイントは何か
がわかれば、そこに重点を置いて読み進めることができる。理解を補う簡単な問題や、
どういうふうにアウトプットされるかを過去の問題で確認できるものがよい。

 さらに、公式や重要事項が覚えやすい記憶法、暗記法のコメントがあるとなおよい。

参考書の選定についてまとめると、

 ・構成、編集のよいもの(メリハリ、わかりやすい、しっくりくる、第一印象)

 ・だらだらと文章だけのものは不可

 ・図表のあるもの。わかりやすいもの。やたら詳しすぎるのは理解するのに時間が
かかり見づらい。多いのは考えもの。

参考書は最初の選別がだいじである。大手出版社だから、見てくれが良いから(表紙
がきれい、2色刷り)ということで選んではいけない。

 これはと思って買ったものが、読んでいくうち、理解しづらい、平易すぎて役に立ち
そうもない、読みづらい、物足りないといった感情に支配されたら、潔く別の参考書を
探すことをお勧めする。

 項目出しだけで、内容のお粗末なのがある。そのようなものは簡単に読み終えるが、
実際に問題を前にすると、まったく立ち向かえないことがわかる。

 逆に、やたらページ数の多いのもよくない。なかなか達成感が得られない。

参考書は、問題を解くための手段となるべきものである。参考書を理解することに困
難を生じ、他の参考書の手助けが必要になるようでは不適だ。

珠玉の一冊に巡り会うのは容易でないが、少なくとも不良品を掴まないための原則は
次の3点だ。

@   薄っぺらなものは買わない。→ 試験問題に歯が立たないから。

A   分厚いものは買わない。→ 試験に直結しない部分があるから。

 B 難解なものは買わない → 時間がかかるから。

 選んだ1冊との相性がよければ浮気をせずにとことん愛してほしい。

(4) 著者で選ぶ

 もう一つの視点だが、著者で選ぶというのもある。大体の本に著者紹介のコーナーが
ある。資格試験の本は、その試験問題に精通している人が条件である。たとえば、電子
工学の教授は電気理論は得意だろうが、配管ねじきり、電線の接続、施工管理などは専
門外だろう。

 車の運転がいい例だ。ハンドルを右に回せば右に曲がる。誰でも知っていることだ。
だが、始めてハンドルを握ったとき、難なくできただろうか。スピードとハンドルを切
る角度との関係が体得されないと、縁石に乗り上げてしまう。

 したがって、餅は餅屋で、一番いいのは、著者がその資格を持っていることだ。自ら
その資格に向けて勉強し、願書を出し、受験し、合格するというステップを踏んだ経験
の持ち主であることが重要な条件と思う。

 スポーツのコーチは皆その競技の経験者である。だからこそ選手が信頼しコーチでき
るのだ。

(5) どこで買うか

○ 書店で選ぶ場合、

@    全体をぱらぱらと見渡す。

これで構成がわかる。前に述べた構成になっているものがわかりやすい。

A    次にある項目を集中的に見る。

目次を見て、なじみのある項目のページを開く。理解できるか、読みやすいかを見極
める。もし、難解であればこの参考書は合わない。

 知識のない項目のページを開く。すらすらと理解できるものは内容が薄っぺらである
ことが多い。多少難しくとも、キーワードやポイントの説明があり、読みやすいものを
選ぶ。
とにかく、読みにくさを感じたら買わないことだ。

○ インターネットで選ぶ

 最近は書店に行かず、インターネットで本を買うことも多くなってきた。書店で直に
本を手にできればそれがベターだと思うが、資格試験の専門書となるとかなり大きな書
店でないとコーナーが充実していない。

書店が契約している出版社の本しか置いてないので、選択の幅が狭い。そこでインタ
ーネットの出番となる。現に出版されているすべての本が購入できると考えてよい。題
名はもとより、大きさ、ページ数、ブックカバーの絵柄、内容紹介、目次、著者紹介程
度はわかる。残念ながら今のところサンプルページは無い。これがあれば書店と遜色な
いのだが……。

 名の知れた出版社の本を購入しがちだが、内容の良否とは関係が薄いと考えるべきだ。
雑ぱくで参考になりそうもない参考書があるので要注意。

 宅配のアマゾンや楽天ブックスなどは、ジャンルごとに売れゆき順を公表している。
このあたりも参考にできるが、大手筋は宣伝による知名度で売り上げている部分も大き
いので、割り引いたほうがよいだろう。といって、あえて下位の本を選ぶ必然性はない。

 目安として上位20%内にランクされているもの。たとえば、検索した結果、100冊が
リストアップされたら上位
20冊から、よさそうなのを選ぶ。

あまり知られていない出版社のものが入っていたら、要チェックだ。内容が優れてい
るので売れている可能性が高い。

(6)  1冊に時間をかける

1冊の参考書を3度やるか(A)、3冊の参考書を1度やるか(B

 比較

     時間    情報量   理解度 

 A    ○     ×     ○  

 B    ×     ○     ×

  3冊でも情報量は3倍にならない。資格試験の参考書の内容はほとんど
共通している。

 さて、どちらが有利か。情報量が多くてもそれがそのまま知識量に結びつかないの
は1度しか読んでいないから。知識として蓄積され、うまくアウトプットできるのは
どちらだろう。

参考書は自分流にカスタマイズする。多色刷りは気が散る。カスタマイズしにくい。
使いたい色が使われている。

 色分けなど。書き込みをどんどんやろう。ネットで中古販売しようなどと考えては
いけない。

2.問題集の選び方

(1)  種類

@ 一般的な問題集

  学習単元ごとにまとめられている。最初は、理解を深めるためによい。

A 予想問題集と称したもの

  過去問をベースに発展させ、新傾向の問題等を加えたもの。

(2) 選び方

 まず、過去問題を見て試験内容と程度を知る。一般的に、初めて受験する人の場合、
次のチャートに従う。

 

    @ 過去問調査 

     (大まかに見る) 

 ↓

    A 参考書

       ↓

    B 過去問精査

     (11問解く) ⇔ 参考書と照合

  ↓

    C 参考書

       ↓

D 過去問精査

   Bの段階でノート(形態可能な大きさ)をとる。できるだけ内容ごとに
まとまるよう、スペースを十分とる。随時書き込みを加えていく。通勤、通学、
出張などの車中で電車男、電車女として自分の世界に浸る。

   Cの参考書は、@で学習したものを使用する。ただし、過去問との照合で、
問題解答の役に立たない場合や、わかりづらく相性の悪いものはきっぱりあきらめ
て別の参考書を探す。過去問を
1度解いているので、その試験に見合った参考書を
選ぶ能力は備わったはず。

参考書、過去問題集、用語辞典は3点セットで揃える。


3章 効率的勉強法

1.何を先にやるか

 寿司を食べるのに個性が出るようだ。好きなものから食べるか、最後に好きなものを食べ
るか。

 一般の資格試験では、参考書は1冊でよいと思うが、2冊をやりたいと考えている人に私見
を述べたい。

2冊の参考書を学習するとき、同時学習は好ましくない。それは、混同するからである。

理解が深まるのではないかと思うかもしれないが、時間のロスがばかにならない。編集の仕方
が違うという点である。参考書は肌に合う好きなほうから始めるとよい。やさしいと思うほう
から。もう
1冊はすでに1冊読破しているのでかなりの知識が吸収されているので、そう苦なく
読める。これを逆にすると悲惨だ。始めの本でつまずいて、やーめたということになるおそれが
ある。

 まず、好きなほうから始めて、制覇すべきだ。

隙間時間を見つけ出し、それにあった学習をする。

繰返しは、時間をあけてやる。

2. 余計なものは学習しない

 記憶力には限界がある。人は一度に複数のことを依頼されると忘れる。3つが限度という。
指示は的確、簡潔、少なくが原則。有限の時間は、必要なものだけにする。余計なものに時間
をかけない。

 外堀から埋めるのではなく、いきなり本丸に攻め込む。無駄がない。たとえば、電気工事施
工管理技士試験のテキストを後回しにして、電気に関する一般書から始めるのは有効ではない。

3.見切りをつける

テキストでわからないところは飛ばし読みする。

 わからないところを調べるのはいいが、いつまでもこだわっていると先に進まない。見切りを
つけることが大事。専門用語の意味が不明なとき、用語辞典で意味を調べる。それ以上時間を費
やさない。書き出しておいてインターネットの検索でまとめて見る。

 過去問をやるうちにわかることがある。

4. 完全の魔力に取りつかれない

完全主義、完全試合、完全無欠。「完全」というものにこだわると、マニアックな勉強のとりこ
になる。試験問題で10点上げるのに、40点を50点にするのはそう難しくないだろう。

しかし、90点を100点にするのはまず不可能といっていい。その道の専門家でも首を傾げる
ような問題が含まれている。

 合格基準点より+10点を目指す気持ちでよい。合格ラインが60点なら70点とれ

る勉強をする。絶対に満点を目指してはいけない。

試験で満点をとっても、合格点ぎりぎりでも手にする資格は同じである。限られた時間、費用の
なかで、無駄は極力省きたい。

 勉強法は、次の3点に集約される。

@      不得意科目をなくす。

A      得意科目をつくる。

B      全体の底上げを図る。

5. 失敗から学ぶ

○ 対時間効果

2度、3度と受験に失敗すると、知識不足を痛感するものだ。

そういう人は、今まで知らなかった新しいことを覚えようとする。ときに重箱の隅をつつくよ
うなことにまで手を広げ、基本をおろそかにするのである。

 基本が十分でないから不合格だったということに気付くことが第一歩である。些末的なことを
習得したところで、試験にでる可能性は極めて少ない。

対費用効果とは、あることに投資して(費用)どれだけの見入り(効果)があるかということ
で、誰でも考えることである。子供でも欲しい物の優先順位をつけて限られたこづかいで買い物
をする。ゲーム機にするか、野球のグラブにするか……。費やしたお金に対して、ゲーム機、グ
ラブを得た後の、満足度、活用度を予想している。

有限である時間に対して、どう使えば効果はでるかを常に考えるべきだ。



4章 スーパー記憶法

1.暗記を楽しむ

 暗記は単純で、ときに苦痛を伴う。しかし、自分に楽しいこととリンクしながら覚えると、記憶
の領域を呼び覚まし、はかどるものだ。

 円周率10万桁を暗記した人がいるが、円周率物語というストーリーをつくり暗記したとい

う。みなさんも自分風のストーリーで記憶の扉を叩いてはどうだろう。そのとき、ゆったりした気
分が必要だ。短い時間にこれだけ覚えなければという束縛から解放された精神状態であることだ。
楽しいことに関連づけて覚えるには、それを見つけ出すのに余裕がないとできない。ある意味余計
な時間である。しかし、ああでもないこうでもないと、わくわくするようなことで頭を遊ばせるこ
とだ。すでに記憶の刷り込みが始まっているのである。

 記憶は時間とともに薄れる。

 あることを覚えたら、忘れないように定期的に思い出す。ポケットタイムにポケットに入るノート
をめくる。新しいことを学習するにはそれなりのまとまった時間が必要である。ポケットタイムは復
習に最適。

2.数字暗記法

 0〜9の10個の数字。

 0:レイ、オー、オ、ゼロ

 1:イ、イチ、ヒト、ヒ、ワン

 2:ニ、ニイ、フタ、フ、ジ、ツー、ツ

 3:サン、サ、ミ、

 4:ヨン、ヨ、シ

 5:ゴ、イ、イツ

 6:ロク、ム

 7:ナナ、ナ、シチ

 8:ハチ、ハ、ヤ

 9:キュウ、ク

【例】

   年号(歴史) いい国造ろう鎌倉幕府 1192

   意欲にかられてアメリカ発見 1492

 ○ シェークスピアは物語の中でいろんな人を殺したが、1564年に生まれ、1616年に
死んだ、彼の生涯そのものが人殺しいろいろであった。(15641616)  

3.真ん中記憶法

 3つのレベル 低圧、高圧、特別高圧の数値を覚える場合、真ん中の高圧の数値を覚える。

交流なら、600Vを超えて7,000V以下が高圧である。真ん中を押さえておけば、低圧は
600
V以下、特別高圧は7,000Vをこえたものとわかる。

4.ストーリー記憶法

 物理で光の速さを覚えた人も多いと思うが、いったいどれだけの人が今でも覚えているだろう。

かのアインシュタインは、E=mC2 を発見したが、光の速さがいくらなのかは覚えていなかった
という。光の速さは、1秒間に地球を7まわり半だと覚えている人もいるだろう。では、地球はほぼ
丸いとして、その半径は?半径さえわかれば、円周=2πrでその7。5倍で計算できる。

 1秒間に30万kmである。これをそのまま覚えたのでは、すぐに忘れる。

 光ってるね三十路のマキちゃん。記憶の取っ掛かりがある。ストーリーをつくり、脳に刷り込む。

数字を覚えるとき、数字面を追っていては味気なくすぐ忘れる。数字を何かに置き換える。何

かとは、各人で異なるであろう。ストーリーを作る感じか。

無意味な数字の羅列は覚えられないが、電話番号などなにかに語呂合わせて意味のあるものや馴染
みのあるものに結び付けて覚える。

5.ことばイメージ記憶法

 似た用語、紛らわしい語はしっかり覚える。

【例】特殊建築物と特定建築物  不燃と難燃  耐火構造と防火構造 

 これらは対比して覚えるとよい。あることばを覚え、時間が経って似たことばが出てくると、前
のことばがあやふやになる。

 何かに結びつける。関連性、一般性なくともよい。その人固有のイメージでよい。


5章 過去問題の研究

1.過去問題の効用

過去問により、

@ 傾向がわかる。A 繰返し出される重要事項がわかる。B 試験問題の程度(レベル)がわかる。

これにより勉強の仕方がつかめる。

 採用試験はあることに特化できるが、資格試験はない。有資格者が必要なときは、講習などで
便宜を図って資格を与える。
 

2.過去問の解き方

過去に出題された問題を解くことは、必要条件である。敵を知らずして勝利はない。

参考書の中にある過去問題は理解の助けとなる。

10年も前の問題は解くことはないが、4、5年くらい前から前年のものまで解く。

            最近の問題をやってみる

                 ↓

      A:難しい。問題の意味がわからない。不明な用語が多くある。

      B:難しいが、意味は大体理解できる。できそうな問題もある。

      C:かなり理解でき、できる問題もある。 

   

 A:問題集をやる以前に、平易な解説の基礎的な参考書で学習する。基礎がわかったら、

   過去問題に挑戦し、正解率を出してみる。もうひとつ詳しい参考書も。

 B:標準的な参考書でよい。

 C:参考書を買わず、いきなり過去問題集だけで挑戦もありうる。

 

  全体の流れをつかむ。4択、5択で、でたらめに解答しても、確率的には25%、
20%の正解率が得られる。

  できてもできなくても最近の問題をすべてに目を通してみる。ほとんどの人は歯が
たたないはず。もし合格基準点に達していたらその人にとって、その資格は取得するに足
りない価値のないものといえる。ランクアップしたものを目指すべきだ。

・ 参考書には、広範囲なもの、詳わしすぎるものなど、直接その資格に結びつかないも
のがあるので注意が必要だ。

3.択一式問題の対策

 4択と5択(択一式)

 ○ 一部の記述試験を除き、コンピュータのマークシート方式が増えた。確実、迅速。 

 ○ 出題者の意図を見抜く。傾向、同一、同種問題あり。

四択はでたらめでも当たる確率は25%、五択は20%である。専門性の高い資格は五択が多い。 

 合否のボーダーライン上にある多くの受験生にとって、このテクニックは重要。

 1。正しいものはどれか。(最も適当なものはどれか)

 2。誤っているものはどれか。(最も不適当なものはどれか)

 この2パターンに集約される。

計算して数値を求める問題も、正しいものを解答させるので、1に含まれる。

  説明

「次のうち、正しいものはどれか」 → 正しいものは1つしかない。

  「次のうち、最も適当なものはどれか」 → 適当なものはいくつかある可能性がある。
そのうち、一番適当なものを探す。

  「次のうち、誤っているものはどれか」 → 誤っているものは1つしかない。

  「次のうち、最も不適当なものはどれか」 → 不適当なものはいくつかある可能性があ
る。そのうち、一番不適当なものを探す

 ここで注意すべきは、最もということばがついたときだ。すべての選択肢に目を通し、吟味す
ること。これだと思ってすぐに飛びつかない。

4.過去問の抽出

 4、5年の過去問題を科目ごとに、出題順に表にしてみる。その資格の傾向がわかる。問題集に
よってはこの表を載せているものがある。私の経験から言えば読まない。自分で分析して表を作る
ことに価値がある。時間はかかっても全体の傾向と、対策の仕方がわかる。

  ノートの取り方にかんすることだが、項目ごとに年度をまたがってとる。参考書、出題
順にそのままとったのでは、同一項目が何度も出てきてまとまりがない。

  過去問題は重要ポイント集である。自分風に噛み砕いてノートする。あとから参考書や
気づいたことを加筆する空白(スペース)を十分作っておく。

5.アウトプットトレーニング

 どんな形で問われるのか。

 覚えただけではだめ。どんな質問形式でも、覚えたことを正しく出力する。過去問で確認すること
が重要。

知識は論理的思考の材料である。料理の材料の特性を知っているだけでは、うまい料理ができない。

@ 解き方のパターンを覚える

 A 試験問題の出題形態はきまっている。

B 選択肢には、明らかに答になり得ないものが含まれていることがある。

C 4択、5択でも、ひとつひとつ吟味する。